ちょっぴり早い夏の歌
ねぇ君、もう主役交代だろ?
何言ってるの?あなたは夏が舞台じゃない?
だってもう夏だろ?こんなに暑いじゃないか
何言ってるの、今はまだ6月よ
え?まだ6月だって?どうりで仲間もいないわけだ・・・
あなたの声は夏の風物詩 オーケストラのほうが素敵よ
そうか さっきも散歩してる人がずいぶん気の早いせっかちなやつだなって・・・
いいわ せっかく一緒にいられるんだから私の近くで歌ってよ
君の白と青と紫のグラデーションに僕の声が合うかな?
大丈夫 あなたの歌は誰にも止められないほど素晴らしいんだから
でも今は君が主役だし・・・
主役なんてこだわらなくてもいいのよ
僕は頭が硬いから・・・
私はあなたの歌声を聞くことがあまりないから嬉しいわよ
そうだね 僕も君のようにきれいな色を見るのは初めてかもしれない
私たち、珍しい組み合わせよ
でも僕は夏を迎えずに逝くのか・・・
なに寂しいこと言ってるのよ 弱々しいあなたはらしくないわよ
そうだね僕は元気が取り柄だからね
そうよ私の友達もあなたの歌を聞きたいって言ってるわ 聞こえるでしょ?
うん、君の友達をこんなにたくさん見ることも珍しいからね 歌うよ
あなたの声を聞いて夏を感じている人もきっといるわ
そうかなぁ そうだと嬉しいなぁ
ささ、涙なんて似合わないわよ 思い切り歌って 私たちは風のリズムに乗ってみるわ
よ〜し!ジリジリジリリ〜♪