非効率のなかにある発見
家へ帰る道が2通りあるとします。
Aはいつも通っている10分で帰れることがわかっている道。
Bは通ったことがなくて何分かかるかわからない道。
普段使う道は必然的にAになるでしょう。
これが効率化ですよね。
効率化は何を考えることなく帰ることができます。
でも一方で、人には新しいものを欲する欲があります。
そのとき、Bの道を通ってみようかなと思うかもしれません。
Bの道は何もないかもしれませんし、
もしかしたら行き止まりだったり、
怖い犬がいるかもしれません。
でも反対にもっと近道があったり、
道端に花が咲いていたり、
素敵なお家が建っているかもしれません。
そうして知っていることが増えたり、
知的好奇心が満たされたりしながら
行動範囲が広がっていきます。
僕は効率化は好きですが、
効率化しないことも好きでいたいと思っています。
ネットの情報を取ることは効率化ですが、
現場を体験してこそ得られる価値があります。
僕はいつもルーティーンになっていることに目を向けて、
それを少しずつ変えていきたいと思っています。
「同じことの方が楽だし安全だよ」
という人もいますが、
僕はどうやらそちらにはいけないようです。
心が求めるのです。
いつも発見したいなんて、
贅沢なのかもしれませんね。