【美術2のAndy画伯の絵46】乳児のHELP!!
一人では寝返りもろくにできなかったこの頃。
今じゃ布団の山も越えていくほどたくましくなりました。
うつぶせ寝で窒息する確率はだいぶ低くなりましたけどね、
それでも油断は禁物。
先日、
生後6ヶ月の赤ちゃんに、
離乳食として、
市販のジュースに蜂蜜をまぜてあげていたことが原因とされる
乳児ボツリヌス症により、
1986年以降、国内初の死亡事故がありました。
とても痛ましい事故です。
このご家族ははちみつがダメだということを知らなかったそうです。
はちみつって体にいいイメージがありますからね。
このご家族も子どもにいいものを食べさせたいという思いがあったのでしょうか。
知識不足から来る悲劇をひとつでも減らすために、
僕なりに調べましたので、
引用したりしてまとめておきます。
<今回の事故経緯>
2月22日(水)午後3時頃、都内の医療機関から最寄りの保健所に、「5か月の男児が入院しており、神経症状が出ている。離乳食としてはちみつを与えられているとのことである。」旨、連絡があった。
・ 患者は足立区在住の5か月の男児で、2月16日(木)から、せき、鼻水等の症状を呈していた。
・ 同月20日(月)、けいれん、呼吸不全等の症状を呈し、医療機関に救急搬送され、翌21日(火)に別の医療機関へ転院した。
・ 患者は、発症の約1か月前から離乳食として、市販のジュースにはちみつを混ぜたものを飲んでいた。
・ 検査の結果、患者ふん便及び自宅に保管していたはちみつ(開封品)から、ボツリヌス菌を検出した。
・ 3月15日(水)、足立区足立保健所は、「離乳食として与えられたはちみつ(推定)」を原因とする食中毒と断定した。
・ 3月30日(木)午前5時34分に当該患者が死亡、当該保健所は、発症から死亡に至る経過等を精査した上で、本日、死亡原因はボツリヌス菌によるものと断定した。
ボツリヌス菌の芽胞を死滅させるには120℃で4 分以上、
またはこれと同等の加熱殺菌が必要で、
100℃程度では、長い時間加熱しても殺菌できません。
また
乳児ボツリヌス症の初期症状として、
3日以上の便秘があり、
中期以降の症状として、
吸乳力の低下、泣き声が弱い、全身脱力、呼吸困難があるそうです。
乳児ボツリヌス症の予防としては、
国産・輸入品を問わず、1歳未満の乳児に蜂蜜を食べさせないこと。 (1歳を超えれば発症しないので食べさせても大丈夫です)
また過去、蜂蜜以外でも自家製野菜スープからボツリヌス菌が検出されたこともあったようですね。
詳しく知りたい方はこちらの東京都感染症情報センターのホームページのリンクを貼っておきますのでご覧ください。