【美術2のAndy画伯の絵37】頭をぐぐぐっと
生後3ヶ月をすぎた頃の
うつ伏せトレーニング。
不思議なものですね。
首をぐぐぐっと自分で持ち上げます。
誰も何も教えていないのに。
ふらっふらしてますが、
仰向けとは違う景色が見えるからか、
なんだかとても楽しそうです。
子どものひとつひとつの「成長」には、
気づかされることが多いですね。
僕もかつて、
首をうんとこしょと持ち上げていた時期があったはず。
その頃の記憶はありませんが、
そんな姿を僕の親はどう見ていたのか、
などと思いを馳せることが多くなりました。
少し前の時代には、
うつ伏せにすると赤ちゃんがよく寝るということで、
それを推奨していたこともあったと聞きますが、
今では寝る場所によっては窒息してしまうので、
基本的にはうつぶせ寝はNGになっているようです。
確かに自分で寝返りも打てないわけですから、
窒息の危険はありますが、
時代によっても子育てのノウハウが違うというのは、
なかなか興味深いものです。
ましてや僕の赤ちゃん時代は70年代ですから、
兄弟も3人くらいはいる家庭が多かったので、
今ほど一人一人に時間をかけることはできなかったでしょうし、
子育てのノウハウも井戸端会議で仕入れてくるような、
非常に狭い情報の中でやりとりしていたと思います。
それが今は世界中の子育て情報が手に入る時代ですから、
息子さんが大きくなったときには、
どんな子育ての潮流があるのか、
想像もつきません。
ただ、
子育てのノウハウは変化しても、
子どもの成長過程は大昔から変わりないでしょうから、
人は変わらず、
周りが変わっていく。
なんだか不思議な感じです。