【美術2のAndy画伯の絵23】子ども服に馳せる昭和
そろそろ生後4ヶ月を迎える息子さん。
毎日大きくなっているんだろうけれど、
毎日一緒にいるから、
体重を測ったときとか、
写真を見返すとかしないとよくわかりません・・
この絵は生後2ヶ月のことですが、
大きくなり続けるということは、
当たり前ですけど、
服もどんどんサイズアップしなくちゃいけませんね。
僕ら大人は、
横にぶよぶよと大きくなることはあっても、
縦に大きくはならない(むしろこれからは縮む)ので、
ファッション好きでない限り、
服がじゃんじゃん増えることはありません。
息子さんの服は、
できるだけ長く着れるようにと、
ツーサイズくらい大きいのを買うわけですが、
今着せるとガバガバ・・・
きっと本人は服の大きさなんて、
意識できていないので、
大きすぎても問題ありません
まぁ、
ぶかぶかな格好を見るのも、
親としてはかわいいものです
二人羽織のように、
後ろに入ってみたいとさえ思ってしまいます・・
僕はファッションにこだわりや興味はあまりなく、
どちらかといえば苦手分野。。
むしろ同じ服をずっと着る方が好きなんですが、
子どもがいなかったときは、
親と子どものオシャレ度が違う家族を見ると、
子どもにエネルギーをかけすぎて、
親も大変なのかなと思ったりしていました。
でも今、
子どもを持って改めて考えると、
自分はファッションについてはお腹いっぱいだから、
その分、まだ何も知らない子どもには、
いろんな服を着せてあげたりしたい親心なのかなと思ったりします。
もちろんみんなそう思っているとは思いませんけど、
少なくとも僕は、
自分の服を買うなら息子さんに買ってあげたいなと思います。
子どもは親を見て育ちますから、
親がオシャレだと子どももオシャレに興味関心を持つかもしれません。
とはいえ、
親が無理してオシャレすることもないと僕は思うし、
”お父さんお母さん輝いてますか?
新しい服をここ数年買っていないなんてことありませんか?
子どもは親と一緒にオシャレをしたいと思ってますよ!
さぁ、新しい服を買いに行きましょう!”
みたいな・・・
いかにもな売り込みをする雑誌やテレビに惑わされないようにしないといけません。。。
僕はそういうコピーに弱いですからね・・・
子ども服は、30年くらい前は、
今に比べれば質の低い服が、
ノーブランドで、
500円とか1000円以下でそれなりに買えたように思います。
でも今は、
素材が良くなった分、
上下買うと1000円じゃ利かないですね・・・
先日ユニクロで買ったパンツは1500円・・・
「近所のスーパーの2階の衣料品売り場」というのも
時代の波でほとんどなくなり、
ユニクロや西松屋、しまむらのようなファストファッションが主流なのでしょうか。。。
僕はブランドも何もない服を思い出します・・・
洗濯機で洗うとゴワゴワになったり、
色落ちして他の服に色がついたり、
靴下もゴムがすぐへたったり、、、
そうしたことを経て成長してきたこともあって、
そのときは使いにくいとか損したとか思うけれど、
今思えば、安かろう悪かろうの時代も「学ぶ」という意味では良かったなと。。
昭和の時代は、
ヨレヨレの服を着た、
冬でも半袖短パンの少年がいました。
ものの貧しさはあっても、
生命力がみなぎっていたようにも思います。
昭和を美化しすぎか・・・
でも、今の時代、
子どもの服はどこかのブランドだったり、
靴は俊足だったり(僕の時代はアキレスは高嶺の花)、
ナイキとかアディダスとか・・・
小さなうちからブランドで着飾るというのも、
うーん・・・と思うこの頃・・・
日本は豊かになったんだなぁと・・・
生活レベルが上がるというのは、
物質的には豊かになりますが、
どこか心の中に風が吹くんですよね・・・
当たり前にあるものには感謝が生まれにくいですからね・・・
僕は心の豊かさは物質では埋まらないと思うので、
とにかく子どもを信じて、
ストレス体験させることが必要だと考えています。
あ
これ、
先日の本の、
与える育児じゃなくて見る育児ってとこに通じるなぁ・・・
こんなことを考えるようになるなんて、
年をとったということなのかなぁ・・・
なんて思うことが増えてきた中年の入り口です・・・